傷だらけになりながら

チャリンコ撤去されてて
ちょっと(いや結構?)離れたとこまでお迎えに
こいで帰ってたら
風がちょっと涼しくなってて
よし今日はGreen Dayでいこって
聞きながら風受けてチャリこいでて
何か泣きそうなって
何だこれ幸せじゃないかって思って

ふと思ったのが
友人が、
とてもとても愛してくれてて
自分も大好きだった彼がいて
でも、ドイツの田舎で彼のお嫁さんになって
暮してる自分は違うなって思ったって

気候のいい日にいい音楽を聞きながら自転車をこぐ
とても幸せなのに
幸せなの知ってるのに

全然形も見えない
どこにどういったらいいのかも分からない
そもそもそれがあるのかも疑わしい

そんな何かを探し求めて
ひとり七転八倒している

理想で言えば身近な幸せも感じつつ
よく分からない、けれどたどり着きたい何かに向かえればベストなんだろうけれども
残念すぎることに
そんなスキルも無くて

ただひたすらに
あるのかどうかも疑わしい何かに向かっている

何なのもういいじゃない
本人が一番傷だらけになっているのに
いいじゃないって言えたらいいのに

すごいとか素晴らしいとかじゃなく
ただただ満身創痍で立ち向かっている

客観的に見ると本当にアホでしかない
ただ
そうなってしまう身体と心

身近な幸せが愛おしいのは知ってる
安っぽいだなんてかけらも思っていない

ただ
何故自分がこんなに(勝手に)傷だらけになりながら
よく分からない何かに向かっているのか
よく分からない何かを求めているのか

よく分からないまま
ただただ生きている

https://youtu.be/9bcrRm2NJOg