引き算の美学

カレーを作った。
いつもルーを入れる前に入れるコンソメを入れて炊くのだが、今日は入れなかった。

大根・白菜・ごぼうと牛バラの煮込みも作った。
大体この組み合わせだと甘辛味にすることが多いのだが、今日は酒と塩だけで作った。

服とかでもそうだけれど、
最近「引き算の美学」に心奪われる。
足して足して足して作り上げていくものから、
削いで残して磨き上げていく、とでもいうのか。

しかしこの引きの美学も、
足して足してした経験がベースにあるからこそ
何を残すか、の判断ができるようになった、
ということもあるのだと思う。

無駄な経験というものはなくて、
経験を無駄にするかしないかは、その後の取り扱い方なのだろう。

一方、思い立って、カレーにミックスジュース入れてみた。乳製品入ってない、パックに入った果汁100パーセントのやつ(今日のは桃・りんご・バナナ・オレンジ・パインのミックス)。私カレーはベース甘めが好きなのでどんぴしゃ。

引く一方で、新たに足すことに挑戦する姿勢も忘れたくないな、と思う。