手放す

長く続けてたことを終わらせるのって難しい。

自分でも楽だったりするし
周りも極端に盛り上がる訳ことはなくても、
それなりに安心感や安定感があるし

小さな頃から使い込んだ毛布がボロボロであっても
慣れ親しんだ温もりを自ら手放すのは
とてもとてもパワーがいるのだ。

だってぬくいし。
ずっとそばにいたし。
ボロボロだけど。

ずっと包まれてきたもの
築いてきたもの

自らの決断で手放すことの辛さ。

手放した後も
周りからの声
寒いところに突然飛び出る厳しさ
色々あるかもしれない。

だけど
もっとフカフカの毛布も、あるかもしれない。

自分の中の居心地の良さ、
だけど、少し感じていた違和感

居心地良さに包まれるのもありだけれど、
違和感から目を背けない姿勢、
私はその強さに惹かれる。